留学生を持つ親たちへ「二つの覚悟」

1「アメリカに永住してしまうかもしれない」

アメリカに自分の子供を出したら「アメリカに永住してしまうかもしれない」と覚悟をして欲しい。たとえ三ヶ月間のホームステイや、一年間の留学だけと決めていてもだ。大学卒業までこぎつけたら、ますます可能性は高くなる。僕ははじめ何年間留学するとは決めていなかった。アメリカで大学卒業なんて無理だと思っていたので、とにかくどこまで続くか頑張ろうと思っていた。それが四年で卒業してしまい、まだ物足りないので大学院へも行き、博士号まで取った。その間にぼつぼつアメリカ各地で演奏会に招いてもらえるようになり、いつの間にか永住権も手に入れた。そして教会オルガニストという仕事も見つかり、今ではアメリカ生活にどっぷりつかっている。

2「国際結婚してしまうかもしれない」

アメリカで勉強している人たちは、みんな親のことをとても感謝している。遠くに離れてみて、親のありがたさに気がつくものだ。親の恩に報いるためにも多くの人が一生懸命勉強する。僕らも学生の時は毎日何時間もオルガンの練習をしたし、勉強もよくやった。ところが、異国での生活は寂しいし、親の監視の目もないので、簡単に恋愛が生まれてしまう。だから現地で「国際結婚してしまうかもしれない」ことも覚悟して欲しい。日本の女性と男性をくらべたら、日本女性がアメリカ男性と結婚する確率がかなり高い。アメリカ男性のルックスの良さと表面の優しさにコロっと参ってしまう日本女性の方が、アメリカ女性のわがままについていけない日本男性より多いのが原因なのかな。

[2002年11月30日]

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