焼き鳥あれこれ

一度も和がれないことを「焼き鳥」と言って、半荘(ハンチャン)が終わって「焼き鳥」のままだった人は罰金を払うルールがある。これをはじめて知った時「なんで一度も和がれなくて、ただでさえ点の少ない人が罰金を払わないといけないのだ!ちょっと弱いものイジメじゃない?」と思った。でも、この「焼き鳥」は結構楽しい。

ところで、最近はちゃ〜んと「焼き鳥マーク」という物まで売っているので、思わず買ってしまった。半荘開始時点で焼き鳥マークを4人がそれぞれ卓上に置いておき、和了したら焼き鳥マークをしまう。

Yakitori White これが
焼き鳥マークだ!
Yakitori Organge

一般に焼き鳥のままだった人は他の人に、一万点の罰金を払ったりするらしい。オクラホマ州の日本人のおばちゃんたちは、焼き鳥の人に二個のサイコロを振らせている。サイの目の合計で罰金額が決まるのだ。これはけっこうスリルがある。自分一人が焼き鳥で「2」を出したら、その三倍で(三人に払うから)たったの六千点の出費になる。でも「12」なんか出たら、なんと三万六千点だ。こりゃ大変!

僕らウィチタ・フォールズでは、四人とも焼き鳥を解消した時点で、また四人全員が焼き鳥状態に戻る「焼き直し」というルールを使っている。このルールだと必ず誰かが焼き鳥状態でゲームが終わる。半荘でほとんどの場合、一度は焼き直しが起こる。だから一回目には、せこくあがって焼き鳥を取ろうとする人はいない。ゲーム終了時に焼き鳥だった人たちは、それぞれトップの人だけに決まった額を払うようにしている。

仲の良い友人たちと麻雀をやる時は、賭け事をしたくないので、負けた人が貯金箱にお金を入れるようにしている。貯まったお金を使って、後でみんなでレストランに行くのだ。この「貯金箱ルール」の場合、焼き鳥の人が貯金箱に1ドルを入れる。トップでも焼き鳥が残ったら1ドル払うワケだ。オーラスで子の一人が焼き鳥だったとする。こいつが和がってゲーム終了になると、全員が焼き鳥になるわけよ。いくら大きく勝っていても最後の最後まで注意をしていないといけないのだ!

このエッセイ、麻雀に無知な人にとっては「いったい、何のこっちゃ?」だろうなぁ。

[2005年6月14日]

渡辺清人・知江美のホームページへ