パリ旅行記・2日目〜オルセー美術館とエッフェル塔

朝は9時までゆっくり寝ることができた。マクドナルドで朝食。メニューが若干アメリカのとは違うし、飲み物の大きさが日本のように小さい。フランスのラージはアメリカのミディアムだ。コーヒーの他にエスプレッソまであるが、普通のコーヒーが味は美味しいがまるでエスプレッソのような濃さだった。

今日は月曜日でルーヴル美術館が休館なので、代わりにオルセー美術館に行った。この2ヶ所は絶対行きたい美術館なのだ。11時頃到着したが、大勢の人が並んでいて、入場するまでに30分以上はかかっただろうか。建物の中に入ると、かつては鉄道の駅だったことがすぐにわかる、そんな空間が目の前に広がる。基本的に19世紀の美術、特に絵画をたくさん展示しているので、まさに自分の好みの美術館だ。ミレーの「落穂拾い」やマネの「草上の昼食」や「オランピア」、それにモネの「サン・ラザール駅」など他にも数多くの有名な絵画を目の前にして、とても感動した。他にも数々の美しい作品、特にルノアールの描いた女性やドガの踊り子、などを次々に鑑賞した。特にゴッホの作品を展示している部屋は、どこよりも混雑していた。ゴッホの絵画は決して好きなタイプではないが、何かをぐっと引きつけるような、とても強い力を感じる凄い作品だ。

美術館を出てセーヌ川を橋で渡り、チュイルリー公園の中にあるカフェで、木々の自然に囲まれての昼食。パリでのはじめてのフランス料理だ。自分はティラピアの魚、妻はビーフの肉料理を注文したが、使っているソースは全く同じクリームソースで、さほど美味しくなかった。もっと高級なレストランに行かないと行けないのだろうか?ビフテキはテキサスのほうがうまい。

カフェのそばにある地下鉄のチュイルリー駅は、映画「パリ・ジュテーム」で、スティーブ・ブシェッミの出ているエピソードで使われた場面。実際に行ってみて、駅の様子をカメラで撮ろうとしたら、ホームの向かいに座っていたおじさんがポーズをしてくれた。その後、地下鉄でシャン・ド・マルス公園に行き、そこからエッフェル塔まで歩いた。エレベーターで登ったりはしなかったが、公園から眺めるエッフェル塔はパリのシンボルだけあって、さすがに格好良かった。

そして最後に向かった場所は、なんとチャイナタウン。どこへ旅しても、どうしても東洋の文化が気になるのだ。ホテルから地下鉄で1駅行ったところから、パリ市の南先端を横切るトラムという路面電車で終点まで行ったところに中華街がある。60年代に高級住宅として建設された高層マンションが、不景気により賃貸住宅に変えられスラム化。75年にインドシナから大量の中国系難民がパリに流れ込み、借り手のなかったマンション群に住み着いたために、このチャイナタウンができたらしい。さすがに数多くの東洋人が住んでいるようで、レストランの他に大きな中国のショッピングモールもあった。あまりにも圧倒されて何も買わずに退散。この中華街だが、これまた映画「パリ・ジュテーム」で中国人の経営する美容院のエピソードに使われていた場所だ。

パリでの最初の2日は晴れでとても天気が良いのだが、気温が高くかなり蒸し暑かった。東京の真夏よりちょっと涼しいくらいだろうか。たとえ暑くてもアメリカのようにガンガン冷房は効いていないのがとても心地よい。明日からはオルガンの講習会がはじまる。家族や友人もお金さえ払えば参加できるので、全員がオルガニストとは限らない。この講習会で最も楽しみなのは、カヴァイエ・コール作のパイプオルガンを聴いて、実際に演奏できること。19世紀に作られた楽器で名器を多く残したが、それらは主にフランスにしか存在しない。本やレコードで多少の知識はあったが、この旅行でとうとう初対面できるのだ。


オルセー美術館内

チュイルリー公園

地下鉄「チュイルリー駅」

エッフェル塔

真下から見たエッフェル塔

トラムで中華街へ

[2009年6月30日]

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