パリ旅行記・3日目〜オルガン講習会の初日

いよいよオルガン講習会がはじまった。まず午前中に音楽院に行って、オルガンの個人レッスンを受けた。現在は別の音楽院に変わってしまったが、元々は、かの有名なパリ音楽院があった場所で、つまりここでドビュッシーやら多くの有名な音楽家が活躍していたことになる。今回指導してくれたのは盲目のオルガニスト、故ジャン・ラングレーの奥さん、ラングレー女史だ。とても久しぶりのレッスンで、なんだか学生の頃を思い出した。少し若くなりフレッシュな気分にされられたのがこのレッスンの大きな収穫だろうか。ちなみにオルガンはドイツ系の楽器だった。

午後には今までイギリスのコースを受けていた人たちがロンドンから合流するためにやってきた。フランスのコースを受ける人は全員で34人だ。その人たちとまずホテルで会って、みんなでマスタークラスという公開レッスンを受けるために、ノートルダム・デ・シャン教会に向かう。講師はナジ・ハキムという名のレバノン人。ハキム氏は、現在最も活躍しているパリ在住のオルガニスト兼作曲家の一人だ。僕らが演奏したのは彼自身による作品「オルガンデュエットのためのラプソディー」という曲。作曲家の前で演奏してレッスンをつけてもらうのは特別な経験だ。それにハキム氏も自分の曲が演奏されてうれしそうだった。オルガンは小さめで、たった2段鍵盤しかなかったが、フランスらしい音の出すとても良い楽器だった。ノートルダム・デ・シャン教会はハキム氏の奥さんがオルガニストとして勤めている。彼女は病気で欠席したために残念ながら今回は会えなかった。少し前までにメキシコに行ってきたらしく、新型インフルの疑いがあるとか。真相は定かでないが。

これから一緒にオルガン講習会で付き合う連中だが、基本的に年配の人や、どう見てもオルガンおたくが多い。それにしてもオルガンの世界は狭いので、知人の知り合いだったりするケースも多く、またちょっと話をしただけで簡単にみんなと溶け込めるのだ。どうやらこれからの7日間は楽しく過ごせそうだ。ホテルの部屋で無線インターネットをすると有料なのに、ロビーでは無料な事を知った。明日からはマクドナルドに行かなくて良さそうだ。


オルガンレッスン

ラングレー女史

ノートルダム・デ・シャン教会

ノートルダム・デ・シャン教会

バルコニーから見た様子

ハキム氏とイェンス

[2009年7月1日]

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