子供のためのオルガンコンサート

僕の教会では2004年から毎年9月にゲストを呼んで行う「オルガン・コンサート・シリーズ」がある。4年目の今年は僕のベイラー大学での師匠「ジョイス・ジョーンズ」先生がゲストとしてやって来た。メインの演奏会は9月15日の土曜日だったが、前日の金曜日に行われた「子供のためのオルガン・コンサート」がとても凄かったんだ。

ジョーンズ先生はこのようなプログラムをあちこちで演奏している。子供たちにオルガンの魅力を伝える事は、彼女にとって大切な布教活動なのだ。このために教会では特別の組織を作り、去年から念入りに計画を立てた。約20校あるウィチタ・フォールズ市の公立小学校から5年生と6年生を招待し、演奏会は2回、午前10時と午後1時に行う事に決めた。学校別に分けてきちんと座れるように、 礼拝堂にある椅子の図面も制作し、丁寧に各学校を割り当てた。同時に数十台のスクール・バスが来るため、駐車場の確保や交通整理も計画。当日にボランティアで働いてもらう人も数多く集めた。結果、演奏会は2回とも満員で、合計2,300人以上の子供が教会にやって来た。普段では絶対こんなに人が集まらないので、オルガンを使って礼拝堂を満員させた事に僕らはみんなとても満足した。

ほとんどの子供がパイプオルガンを見た事も聞いた事もなく、なんと今までに1度もキリスト教会に入った事がないという子供も少なくなかった。僕の教会はゴシック調な造りで、ヨーロッパ風の雰囲気がある。そのために礼拝堂に入った時から感動した子供もたくさんいたらしい。バッハの代表作「トッカータ 二短調」に始まり、途中ではオルガンの簡単な説明も加え、最後にはリムスキー・コルサコフ作の名曲「くまんばちの舞い」を披露した。ハチが舞う音を表現したとても早い音符をジョーンズ先生はペダルで演奏する事で世界的に有名なのだ。約45分間の演奏会は大好評で、まるでロック・コンサートのような大歓声がしばしば起こった。

[2007年9月14日]

コンサートのオープニング映像が見れます

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