カリフォルニア州ガーデングローブ〜クリスタルカテドラル

2004年7月にロサンゼルスで行われた、米国オルガニスト協会(AGO)のコンベンションで出会ったパイプオルガン。これほど斬新なデザインの教会はないだろう。クリスタルという名前のように全体がガラス張りの教会なんだ。オルガンは建物の前と後ろにあり、右と左にはトランペットのパイプがぶら下がっていて、まるで教会全体をオルガンが包み込んでいる。オルガンは元々は1962年に米国の Aeolian-Skinner 社がニューヨークのリンカーンセンターのために作ったものを、イタリアの Ruffatii 社が1977年に Crystal Cathedral に移動させ増築したもの。Ruffatii 社による5段鍵盤の演奏台が前に、米国の Moller 社による5段鍵盤の演奏台が後ろのバルコニーにある。パイプは全部で270ランクあり、デジタルの電気音によるものはさらに31ランクある、まさに怪物オルガンだ。巨大な楽器のうえに回りはガラス張り、という条件のため調律にはそうとう苦労するそうだ。この教会はとても有名で、礼拝の様子がアメリカの全国ネットでテレビ放映されている。

[2004年7月8日]

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