真冬のコンサート

僕の勤める教会では1月に毎年恒例のオルガン演奏会をしている。2007年は僕のソロの他に、妻とのオルガンデュオ、そして地元の美しいフルート奏者「エリザベス」との共演などを加えた内容のプログラム。ところが演奏会当日はなんと、ものすごい吹雪。教会には「今夜の演奏会は行われるのか?」という問い合わせが昼から殺到した。知江美もエリザベスもみんなこの日のために猛練習をしてきたのに、この天気じゃ。でも開き直って「人が来なくても演奏会はやろう」という事に決めた。しかし不運な時でも良い事が起きるものだ。僕の教会は日曜礼拝をテレビ中継している。牧師たちのアイディアとテレビ局の計らいにより「演奏会を地元のテレビ局で生中継しよう」という事が演奏会直前に決まったのだ。演奏会には吹雪の中、結局120人くらい来てくれた。テレビでは一体、何人の人が見たのだろうか?

下の写真でおわかりのように、私と妻は地元のオルガン演奏会では、必ず大きなスクリーンを用意する。オルガニストは普段、お客さんに背を向けて演奏するのがほとんどで、最悪な場合は誰も見えない場所から演奏する事だってある。スクリーンを使って演奏者の様子を間近に見えるようにするのだ。これがいつも聴衆には評判が高い。

今回の演奏会ではプログラムに「冬のフルートとオルガンによるエレガントな音楽」というような題名を付けたのだが、この「冬」っていう言葉が真冬の天気を連れて来たのかもしれない。ウィチタ・フォールズでは滅多に雪は降らない。冬でもTシャツで平気な時だってあるくらい。珍しく大雪が降ると学校も店も閉まってしまって、みんな家に待機のが基本。道がカチンカチンに凍るので、事故も多発する。全く予想できないのが冬のテキサスの天気なのだ。

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[2007年1月12日]

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